派遣で工場で働いていたときのことを思い出し、安全意識の欠如について考える。
知床の船が沈没しニュースになっています。
私も知床方面には何度か行ったことがありますが、あっちの山とか海とかはもう神の領域といった感じでとても荘厳なのです。
そこら辺の山や海とは全然違います。
なぜ危険な状況にも関わらず、船を出したのか。
生き残った人はいないだろうし、その時の状況を知るものはいないので詳しいところはわからないこととなっています。
私が想像したのは、売り上げ第一に考えていて、「少しくらいの無理は大丈夫だろう」と思って船を出したんじゃないかと思いました。
ここ数年ではコロナで以前よりも売り上げが減っていたはずです。
それが拍車をかけたのではないかと。
しかし、過去にも二度ほど座礁したことがあるということで、コロナ関係なく元々ずさんだったのかもしれませんね。
実際のところはわかりません。
問題なのは、やばい奴が決定権を持っているということです。
で、このやばい奴っていうのが、肩書とか見た目とかそういったものを前にするとわからなくなってしまうことがあるのです。
このニュースを観たときに、以前の自分の状況を思い出したのですが、このやばい奴が決定権を持ってしまうというのは割とあるものなのです。
私は当時派遣に登録し工場で働いていました。
工場はどんな工場であれ大きな機械がたくさんあり、一歩間違えれば大きな事故に繋がることがあります。
そこで働いていたときに、正社員でもなんでもない派遣のすごく適当な奴(同期のおっさん)が勝手に指示を出し始めて、関係ない私の仕事にまでくちを出してくるようになったんですね。
そしてそれを注意する人もいなくて、私はすごくストレスがたまっていたことを覚えています。
その工場は大手ではあるのですが、田舎にあって全体的に安全意識といったものは薄いように感じました。
ギャンブル、タバコ、酒が趣味の人ばかりで、仕事にプライドを持っている人は少ないように感じました。
その中で私から見るちゃんとしてるなと思う人は、よっぽど要領のいいひと以外は悪口とか陰口のターゲットになっていました。
なんか、弱いものを捌け口にするってのが成り立っちゃってるんですよね。
善良は悪よりも弱いのだなとつくづく思った。
ちなみに私の思うちゃんとしてる人とは、勉強をしてる人、感情ではなく理性で判断できる人、人の悪口や陰口をあまり言わない人、年下や立場の低い人にも礼儀を持っている人です。
しかしこういう人ってなぜか攻撃の対象になるんですよね。
そのやばいやつというのが、虚言癖があり、前科持ち(なんの罪かはわからない)で、承認欲求が強く、全体を考えるというよりは、自分がどうすごいと思われるかを考えるようなおっさんでした。
借金もあったようです。
自分の話をするのが好きで、全部自分で言っていました。
たぶん自己愛性人格障害とかそういう感じなんじゃないかと思う。
過去で人を判断するわけではありませんが、その時の行いもかなりおかしいなと思うところがあり、さらに自分がすごいと思われたいというのが漏れ出ていて、私にとっては本当に面倒な存在でありました。
若い男の子が入ってきたら陰湿に攻撃します。
そんな人と仕事をしなければならない自分のレベルを目の当たりにし、本当に打ちのめされました。
奴は上司に言われたこととは別のやり方を指示してきて、動いている機械をさわるので私は非常に危険を感じていました。
そんなやばい奴が勝手に指示しはじめたのに、まわりは気にしていない。
そのやばい奴というのは、体が大きくて、見た目が少し怖いんですよね。
で、基本はかなり無口なので、第一印象は割としっかりしているようには見える(私も最初はそう思った)。
その工場にいた人たちは、割と“強そうか弱そうか”で、人を判断する節があり、その人は強そうだったので、誰も何も言わなかった(言えなかった)のではないかと思います。
ただ、会話をすると内容が高校生とか20代前半とかそのくらいです。
虚言癖があったのですが、人を見抜く能力がない人は簡単に騙されるのでしょう。
あと、上司や正社員の前では大人しいのですが、いないところでは大きくなる、そんな感じです。
そして、派遣会社の営業の人もまあ適当で、人の売り買いをして金を稼いでる感が出ていて、色々と残念に思っていました。
派遣が終わった後にすぐに登録解除しました。
営業の人も色々です。いい人もいますからね。稀に。
中身の詰まっていない人が危険の可能性がある仕事で頭を取り出すと終了です。
そして、安全意識のない人が、頭になってしまうことって、割と簡単だぞということもこのブログで書きたかった次第です。
命の危険があるのに、自分本位で他人を危険な目に合わせてしまう人の中には何があるのか?
本質ではないもので世の中が動いている現代、一人一人が他人任せではなく、自分の目で見抜く術が必要です。