四つ葉はアカシックレコードにアクセスしていた?『君の名は。』でちらつく宇宙の全記憶
知る人ぞ知る、という感じのものだと思うのですが、アカシックレコードという概念があります。
それは宇宙の始まりからの全ての事象、人の細やかな感情までありとあらゆるものが記録された場所があるというもの。
よく宇宙の図書館なんて呼ばれ方をしています。
オカルトのように聞こえる人もいるかと思いますが、私はアカシックレコードというものがあると信じています。
その理由は、私は車の難に遭いやすく、人生で数回走馬灯を見たことがあるのですが、その一瞬の時に、忘れたはずの過去の記憶や感情が鮮明に細やかに蘇ってくるという経験をしたからです。
あとは、夢でも本当に驚くほど鮮明に忘れたはずのものを記録されているものを見たことがあり、自分の中では“あるんだろうな”とここ最近ではより強く思っています。
少し前に地上波で『君の名は。』が放送され、このブログで数年前にアップしたブログのアクセス数があがりました。
こちらのブログなのですが、「実は四つ葉も入れ替わりをいているよ」ということを書いているのですが、なんとなく小説の内容を思い出し、久々に読んでみたら「これってアカシックレコードのことなのでは?」と思ったので、今ブログを書くに至りました。
その小説はこちら。
この本では瀧、てっしー、四つ葉、三つ葉の父の四人の本編には描かれていない部分のストーリーが書かれています。
これが侮ることなかれで、すごく奥深いので、『君の名は。』が好きな人には絶対におすすめします。
この本の四つ葉のストーリーで、「これってアカシックレコードのことだったんだな」と思う部分がありました。
それは四つ葉が自分の口噛酒を飲んだあとに起こった。
四つ葉は宇宙というものを体感する。
この本の中では糸、布、タペストリーというものがそれに例えられていますが、ほんの一文を抜粋すると
この模様は、この宇宙における時間、歴史、事実、その中にいた一人一人の感情、それらすべてを完全に記述するものだ
と書かれている。
アカシックレコードという言葉は出てきませんが、まさしくそのものですね。
映画本編での、瀧が三つ葉の口神酒を飲んで頭を打った時にも、三つ葉が生きた時に見たものや感情を体感する場面がありますが、それも“すべては記録されていてすぐそこにある”ということが表現されているのではないでしょうか。
瀧はそこにアクセスしたということになります。
さらに言えば、代々入れ替わりを起こす(起きながら夢を見る)宮水家がアカシックレコードにとても繋がりやすい家系ということになるのかもしれません。