とある女の日常のあれこれ

アニメ、映画、アイドル、お役立ち、日々の出来事、いわゆる雑記ブログです。

鹿の群れに遭遇して感じたこと

 

今日は犬の散歩に出かけた時に鹿の群れに遭遇しました。

今私はそこそこの田舎に住んでいるのですが、少し歩いた先の公園(草むらになってる)で鹿の群れを見るのは初めてです。

 

公園の奥は小さな山(その奥に大きな山)があるのですが、子供の頃はよくその公園で野性的な遊びをしていて、動物を見かけるということは全くなかったものですから、たぶんやっぱり過疎化で人間が少なくなってきている事と関係があるんじゃないかと思います。

 

車で町から少し離れたところを走っている時に、一頭か二頭くらいを見ることはよくあることなのですが、遂にこんな生活に近いところで群れを見るようになってしまったかといった感じです。

 

キツネに関しては町中でも普通に見かけるようになりました。

下手したら犬より遭遇率高いんじゃないかみたいな(笑)

 

 

犬を公園に連れて行って、そこで少し歩かせようと思っていたのですが、遠目に見ると何か大きな生き物がいることがわかりました。

目を凝らすと鹿だということがわかり、驚いたのと、あとはやっぱり野生の動物は優雅で美しいので近くで見てみたいという好奇心が湧いてきた。

 

数えてみると10頭ほどいました。

全員角がなく小柄だったのですが、メスだったのか、子供だったのか、角の生え代わり時期だったのかはちょっとわかりません。

 

おしりは全員白かったです。

 

 

 

 

 以前「鹿は群れだったとしても大した恐怖ではない」というような事を書いたのですが、実際に群れに遭遇してみて恐怖と言うものはさほど感じませんでした。

 

6969.hatenadiary.jp

 

角があるかないかでも違うかもしれない。

 

鹿に気づかれない程度のところから少し観察をして、公園の手前のベンチで休憩をしようと思っていました。

 

公園には柵があったので、その柵越しにこっそりと見てみようと、近づいたのですが(たぶん40m~50mくらいかな)なんと草を食べるのに夢中だった鹿がこちらに気が付いた。

 

最初に一頭こちらを見た瞬間に、一斉に全員が私に気が付きました。

 

たぶん鹿も私も思ったことは「ヤバイ‼」です。

せっかく優雅に草を食べていたところなのに申し訳なくなりましたね。

 

鹿の反応が気になったので、そのまま暫く鹿達と見つめあってみました。

 

 

鹿の警戒心の強さを直で感じることができました。

鹿は私の存在にかなり恐怖を感じているようでした。

たぶん30秒くらいは見つめあっていたのですが、一頭の鹿が山側の柵を慌てて越えると、その後に続いて残りの鹿達も越えていきました。

 

飛び越え方が優雅で素晴らしかったです。

 

 

そのまま山に帰るのかなと思ったのですが、柵を越えた先でずっとこちらの様子を窺っていました。

 

「何か悪いね」と思い私も引き返すことに。

5㎏の犬をずっと抱えて歩いていたので、正直休みたかったがそのまま家まで引き返すことに。

 

やっぱり種類の違う動物同士であっても敬意というものはお互いに必要ですね。

 

 

鹿達は私が見えなくなるまでずっとこちらを見ていました。

 

 

 

 

鹿に遭遇して感じたことをまとめると

 

・遂にこんな人里に群れで出るようになってしまったか

・なぜ人間界にわざわざ下りてくるのか

・可愛い・優雅・野性的

・鹿が出るという事は熊もそのうち出てくる可能性がある

・空間識覚

・どんな理由があろうと鹿を殺すのはかわいそう

 

ということ。

 

まず「なぜ人間界にわざわざ下りてくるのか」に関して。

最近熊とかもそうですが、野生の動物と人間の距離が近くなってきていると思います。

鹿に関しては草を食べるだけです。

草を食べるだけであれば、山にたんまりとあるはずです。

しかも人間が管理する公園とかだと、除草剤を使っている可能性だってあります。

(匂いとかでわかるのかな)

 

しかしそれでも人間や車が通る場所にわざわざ出てくるのは、なんか山の中での生存競争よりもいくらか人間界の方が危険が少ないのかなとか思いました。

駆除されることもあるから決してそんなことはないんですけどね。

 

 

そして「空間識覚」に関して。

私は草を食べるのに夢中な鹿を遠くから眺めていても気づかれないだろうと思っていたのですが、鹿がこちらに気が付いたことに驚きました。

 

その時に思い出したのが『鬼滅の刃』に出てくる伊之助の『空間識覚』という能力です。(最近何かと全部鬼滅の刃に関連付けされてしまいます笑)

 

この能力は見えない場所にいる敵の居場所を感知する能力なのですが、これはアニメの話ではなく、野生の動物であれば持っているものなのだなと実感。

 

伊之助の能力では〝集中することにより空気の微かな揺らぎを感知することができ、レーダーのように捉えることが可能〟ということですが、これは野生の動物も同じで、人間よりも遥かに感覚器官が優れていて、人間が感知することのできない何かを持っているのでしょう。

 

伊之助の技のシーンはかなりカッコイイのでオススメシーンです。

 

 

あとは「殺すのはかわいそう」ということですが、私の地域では鹿が普通に群れで現れると殺されたりまとめて捕まえられたりという話は珍しくはありません。

鹿が増えすぎているので問題ないのです。

そういう話を聞くと、やっぱり純粋にかわいそうだなぁと感じます。

だって愛くるしい顔をしているし、身体もとても綺麗です。

それを人間の都合で殺してしまうのも何だかなぁと。

とか言いつつ昔は貰った鹿肉をよく食べていたんですけどね。

 

 

 

まとめると、野生の鹿は優雅でしなやかで可愛かったです。