とある女の日常のあれこれ

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ヒグマ餌罰金30万!野生の動物にエサを与える人の心理とそういった人に対して「食い殺されろ」と言ってしまう人について

 

今日は北海道のニュースで、〝野生動物にエサやりで罰金30万円へ〟というニュースが入ってきました。

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ここ最近熊に関する情報を漁っている者としてはとてもタイムリーな情報だったのですが、内容はタイトル通り、〝知床で観光客が熊への餌やりをした場合に30万円の罰金になります〟というものです。

 

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目次

 

 

知床の一部のマナーの悪い観光客

どうやら知床では以前から一部のマナーの悪い観光客が熊に近づいて写真を撮ったり、餌をあげたりということが起こっていそうです。

人間に慣れた熊や、人間界の食べ物の味を覚えた熊は、そのうち人間に対する警戒心がなくなり住宅街に出てくるようになる。

そうなった場合は撃ち殺さなければならなくなってくるとのことです。

 

 

動画を見てみると、熊愛好家みたいな人が、一生懸命生で見た熊を写真に収めようとしているのがわかります。

いつ撮影されたものなのかはわかりませんが、古い映像のようにも見える。

 

 

私も知床には過去に2回ほど観光に行ったことがありますが、やはり知床という場所はそんじょそこらの山とはワケが違います。

私は車に乗って景色を見ていただけで、身震いしてしまい、用事がない限りは車から降りようなどとは思わなかった。

熊出没の看板も頻繁にありますし、熊以外の動物も普通にいる。

そして、なんというか言葉にするのは難しいのですが、森林そのものが野生なのです。

 

本当に聖域といった感じで、人間が慣れ親しむ山と言うよりは、時が止まった神秘そのものといった感じで、場所にもよるのかもしれませんが、ちらほらと歩き回ろうなんて気持ちには私はなりませんでした。

 

 

 

野生動物に餌を与える人は何を考えている?

上の動画にも出てくるのですが、観光地で野生の熊にエサをあげるという行為をする人が出てくる。

知床以外にも、海外でもこういった動画はよく見られます。

特にロシアの熊なんかは日本とは比べ物にならないくらいに大きいですが、その熊に対して餌をあげている動画は結構目にする。

ロシアって一体なんなんだろう笑

見てる分には可愛いんですけどね・・。

 

 

そこで思うのは、餌をあげている人は一体何を考えて与えているのだろう?

ということです。

 

これは国立公園の動物だけではなく、住宅街に出没する野生動物全般に言えることですが、どこぞの知れない野生動物にエサを与える人間と言うものは世界中どこにでも存在します。

 

ここで私が考えたのは

・純粋に知識がない

・思い遣りがある

この二つが組み合わさった時に人間は野生動物にエサを与えるという行為に出るのではないかということです。

 

その他にも

・好奇心

・優越感(自分よりも強いものに対して餌付けをしているという)

なども理由になるのではないかと思っています。

 

 

まず第一に思うのは、〝野生の動物にエサをあげてしまったその先の展開を想像できない〟ということが挙げられると思います。

一回餌を与えてしまうと、動物はその味を覚えてしまい、その後人間の方にそのつもりがなくても動物の方から求めてくるようになってしまう。

そのうちエスカレートして襲われてしまう結果となる。

 

これは純粋にそういった「事例」や「事故」や「先人の知恵」に触れる機会がないので、ペットにエサをあげる感覚であげてしまうのではないかと思われます。

 

 

次に「思い遣りがある」ということですが、こちらに関しては人間の脳が発達したからこその高度な思考であると思うのですが、脳は発達しているが、知識がなかったゆえにそれが悪い結果を招いてしまうということになっているのではないかと私は考えています。

 

 

 

「食い殺されてしまえ!」とコメントする人

ニュース動画のコメント欄を見ると「恥を知れ」とか「熊に食われろ!」とか「襲われればいいのに」とか解決に繋がらないようなコメントを残す人が少なくない。

どうしてもこういった殺す殺さないといった野生動物の話題となると、なぜか口の悪い人が大量発生してくるようで、見苦しなと思うことが度々あります。

コメントする人の気持ちはわかるが、こういった話題だからこそ例え相手に非があったとしてももう少し感情を抑えた方がいいのではないでしょうか。

 

 

そもそも危機感のない人間が自業自得で食われたところで、熊は人間の味を覚えてまた次に関係のない人を襲うようになるので「食われてしまえ」は非合理的なのです。

食われた人を片付けなければいけない人もいる。

そんなことはわかっていてコメントをしているのだと思いますが、それでもこの〝マナーを破る人は死んでしまえ〟というネット内の発言の多さには異常を感じます(現実世界でそれを言う人がどれくらいいるのかはわかりませんが)。

 

客観的に見ると、知識を持っていない人に対してマウントを取っているようにしか見えないし、そんなことを言ったところで解決はしない。

 

〝観光地〟となっている以上はやはりそういったマナーのない客が来る前提で、知識のある者がないものに対して「キレる」のではなく、根気よく諭したり、何か対策を考えなければならないのだと思います。

特に海外からも観光客が流入してくるようになった昨今では。

 

正直言って、人間全員が熊に対する恐怖心や知識を自発的に持つこと自体に無理があると私は思います。

 

 

その結果が今回の罰金30万円ということになるのでしょう。