戦争があってもなくてもこの世界は平和ではないと思った
コロナはもう少しで収束するのかなと思った矢先、ロシアとウクライナとの戦争がはじまり、身近な出来事ではなくても、なんとなく薄暗さを感じるこの頃。
なんで戦争は起こるのかとか、暴力はなんなのかとか色々と考えても根深いもので答えというものはなかなか出ません。
気分転換に以前自分へのご褒美に買った起源図鑑を眺めていたら〝世界には2万7000発の核兵器が存在する〟という文を目にしてしまい、核について今まで何も知らないことに焦りを感じ、気分転換ではなくなってしまった。
私は今までずっと戦争とか核兵器とかいう恐ろしいものの情報は避けて生きてきました。
小学校の教育で一年生からもう原子爆弾のアニメを見せられたり(強烈だったので未だに覚えている)、毎年毎年結構しっかりめに戦争の恐ろしさを教えられていたので、トラウマまではいかないが、かなりしんどくなるので見ないようにしていた。
しかし、戦争というと現実味が薄くなりますが、個々の人間や、小さな集団の中にも争いは生まれるわけで、もっと細かく言えば心の中の葛藤とかそういうものも、実は根っこにあるものは同じなのではないかと薄々思っていています。
今ちょうどアニメの進撃の巨人がクライマックスを迎えていて、そのストーリーがすごく今の世界の状況と重なるんですよね。
別のブログで感想を書いているのですが、現実世界でもアニメの世界でも戦争なので、
どうしても戦争はなぜ起こるのか、暴力とは一体なんなのかということが気になってきてしまう。
singeki-no-kyojin.hatenablog.com
で、そもそも暴力って一体なんなんだ?どこからやってきた?という事が気になって、去年買った分厚い本を今読んでいて、急にブログを書きたくなったので書いています。
まだほとんど読めていないのですが、目次を読んだだけで、私が今ままで見ていた世界はなんだったんだろう?と、そういう気持ちになってきます。
確かに日本は今平和なのですが、これはまやかしなのか?この平和はずっと続くのか?という考えが浮かんできます。
そこで、目が覚めるように気が付いたのが、毎年二万人が自殺をしている国であるということ。
これがチラチラと浮かんでくるうちは全然平和ではないんだと思う。
前に、なんか関係のなさそうな検索結果に『完全自殺マニュアル』という本が出てきたことがあります。
気になったのでAmazonでその本を検索してみたのですが、驚いたのはレビューの数です。そのブログを書いたのが2020年8月で、当時でも500件近くのレビューがありました。
その後のレビューの伸びがまた驚きで、今見てみたら1,357件に増えていました。
それだけ死にたいと思っている人がいるということです。
はっきりいって異常です。
そしてもっと異常なのは、戦争やコロナで人が死ぬのはダメだけど自殺は仕方がないよねという風潮があることだと思います。
結果、日本も表面上は平和そうに見えるけど、毎年毎年何万人も人が自ら命を絶っているうちは、根本的には戦争をしている国とそんなに変わらないんじゃないか?と思ったのです。
もっとシンプルに生活して、分け合えばささやかな事で幸せを感じられるはずなのに、なんだか無駄に複雑になっていて、「もっとささやかでいいのに」と思っている人も社会の波に飲み込まれ、悪循環となりそこで疲弊して争いが生まれたり自分を責めたりしているのではないでしょうか。