意志力のみでタバコをやめる方法
タバコを一日にひと箱を十年程吸い続けてきましたが、
四年前に禁煙に成功することができました。
禁煙外来に頼ったわけでも、アイコスなどの電子タバコに頼ったわけでもなくほぼ意志力のみでやめる事ができたので、今回はその方法を書いていきたいと思います。
目次
- 1.まずは徐々に減らしていく
- 2.タバコは捨てないで持っておく
- 3.タバコに対しての認識を変える
- 4.タバコをやめたらお金がいくら浮くのかを計算する
- 5.エアータバコ
- 6.タバコを吸い過ぎて具合が悪くなった時のことを思い出すようにする
- 7.ストレスをなくす
- 8.タバコを吸っていない人との付き合いを多くする
- 9.メリット・デメリットを紙に書き出す
- 10.禁煙中に吸っている時の夢を見たら、「禁煙に成功中だ」と思うようにする
- 最後に
1.まずは徐々に減らしていく
一日にひと箱、ふた箱レベルで吸っている人にとって、いきなりタバコをやめるという事は、よっぽど意志力の強い人でない限り不可能に近いです。
「ここだけは絶対はずせない」という部分を除いてストレスがかからない程度に吸う本数を減らしていきます。
私の場合は朝出かける前、食後、仕事後などは「絶対に吸いたい」という気持ちを抑えられなかったので、「寝る前はやめてみよう」「連続で吸うのはやめよう」といった感じでさりげなく減らしていきました。
2.タバコは捨てないで持っておく
「禁煙をしよう!」と思った人がやりがちなことが、〝まだ中身が残っているタバコを思いっ切って捨ててしまう〟ということ。
しかし〝ない〟と思えばそのことについて考えてしまうのが人間。
タバコを吸うという事は一種の依存なので、「絶対にやめる」ではなく、捨てずに持っておいて「本当に我慢できない時には吸おう」くらいの気持ちでいた方が負担がかからないです。
3.タバコに対しての認識を変える
これが一番重要だけと一番難しい。まずは頭の中身を変える事が大事です。
例えばタバコを吸っている人の間では
「無理してやめるとストレスがかかり逆に体に悪い」などと言った考え方をする人がいます。
〝タバコをやめない理由〟はいくらでも出てくるので、本当にやめたいのであれば、そういった思考が出てきたら「吸うための言い訳だな」と考えるようにします。
その他、昔は「タバコ吸っている人がカッコイイ」という認識がありましたが現在ではそう思っている人の方が稀です。
「カッコイイ」から「おっぱい離れできていない」という考え方に移行するようにします。
4.タバコをやめたらお金がいくら浮くのかを計算する
つい最近のニュースでマルボロが500円に値上がりするとの記事を読みました。
500円だと一日一食分のご飯を食べる事が可能です。
一日にひと箱とすると、吸わなかった場合、一か月で1万5千円浮かせることができます。一年にすると18万円。さらに十年で考えるとなんと180万円もお金を浮かせることができるのです。車一台買えてしまえる値段です。
そのお金があったら何が買えるのか、何ができるのかを考えるようにします。
私の場合は働くことがあまり好きではないので
「たばこやめれば180万円分働かなくていいんだ」と考えるようにしてやめていきました。
5.エアータバコ
これは人に話すとよく笑われますが、あながちバカにはできない。
「吸いたい!」と思った時に、エアータバコ(架空のタバコ)に火をつける動作をして、そのまま口に持って行き、本当に吸っているかのように息を吸って吐く。
吸いたい気持ちがなくなったらやめ、また吸いたくなったら繰り返す。
これは、タバコを吸う動作をするだけで脳が吸ったと勘違いをして満足するといったものです。
ちょっとバカみたいだなと思いますが、本気でやめたいと思っているならかなりおススメの方法です。
6.タバコを吸い過ぎて具合が悪くなった時のことを思い出すようにする
吸うタバコの本数も減ってきてあともう少しでやめれるかも!という頃の
「タバコが吸いたくなった時の葛藤」は尋常じゃないです。
その時に私がやっていたことは、
「タバコを吸い過ぎた時に気持ち悪くなった時のことを思い出す」ということです。
タバコを吸い過ぎて具合が悪くなったという経験をした人は多いと思いますが、その気持ち悪さを利用します。
「吸ったら気持ち悪くなるのになんで吸うんだ」と自分に言い聞かせる事です。
これが結構効果がありました。
7.ストレスをなくす
私がタバコを吸いたくなった時というのはストレスがたまった時でした。
朝起きて「仕事に行きたくないな~」と思ったら吸う。
仕事中にストレスが溜まったら息抜きで吸う。
仕事から帰ったらお疲れ様の一服で吸う。
慣れない場所で疲れたら吸う。
ムカつく出来事が起こったら吸う。
といった感じでストレスとタバコとの関係性は大きかったです。
この日常のストレスをどうやったら減らせるかということを考えて実行することが大事です。
8.タバコを吸っていない人との付き合いを多くする
世の中全体で見ると圧倒的に吸ってない人の方が多いのに、タバコを吸っている時には何故か同じく吸っている人が周りに集まります。
そういった状況の中ではとてもやめずらい。
人間には一緒にいる相手の動作を無意識に真似するといったミラーニューロンという神経細胞があります。
本気でやめたいのであれば、タバコを吸う集団から抜け出し、
最初は心地が悪いですが「タバコの匂いが大嫌い!」とタバコを嫌いな理由を挙げる人物と一緒にいるようにすると、自然と自分もそういう考え方に寄っていき、やめやすくなっていきます。
9.メリット・デメリットを紙に書き出す
メリット
・服にタバコの匂いがつかない
・ご飯が美味しく感じられるようになる
・お金がかからない
・健康
デメリット
・歯に着色汚れがつく
・吸わない人に気を遣う
・環境に悪い
など思いつく限り書いて可視化することにより、考え方を定着させます。
10.禁煙中に吸っている時の夢を見たら、「禁煙に成功中だ」と思うようにする
禁煙中の人にありがちな事なのだそうですが、禁煙して数か月の間はタバコを吸っている夢をみることがあります。私も何回か経験しました。
しかしこれは禁煙が成功していることの証拠です。
更にこのまま禁煙を続ければ夢もみることがなくなります。
最後に
意志力にプラスして、私は〝つまめるもの〟を常備するようにしていました。
アメ、ガム、グミ、チョコレート、カリカリ梅、スルメイカ、酢昆布、茎わかめ、駄菓子、などを家に置いておいて、タバコを吸いたくなったらつまむようにしていました。
現在でもふとタバコの匂いをかいだ時に懐かしくなり、
吸いたいという気持ちが蘇ってくることもあります。
脳はタバコを吸った時のことをいつでも思い出すことができるのでいつでもまた吸ってしまうという危険はあります。
そんな時にはタバコを吸った時のマイナスな面をいつでも思い出すように癖をつけておけば、再び吸うということはなくなります。
禁煙を考えている方は是非お試しを。