ハイドロプレーニング現象 とある女の経験談
先日運転免許の更新に行ってきました。
免許の写真は毎度酷いことになるのですが、今回は一段と犯罪者みたいになっていてショックを受けています(どうでもいいですね)。
講習にて交通教本をもらったので家でじっくりと読んでいたら10年くらい前に車を運転していた頃の記憶が蘇りました。
一歩間違えたら死んでいたなという現象が起きたことを。
今はもう運転をしなくなったのですが、免許を取って数年間は自分の車で出かけたり、暇な時にはドライブをしたりしていました。
当時夜中に仕事が終わって、その時付き合っていた彼氏と遠出をすることになりました。
雨が降っている日で、ひたすら一本道を走っていたのですが、私は雨が降っていない時と同じくらいの速度で走行していたのです。
そこまで土砂降りではなかったのと、夜中で車が少なかったこともあるかもしれません。
走行していると突然ハンドルもブレーキも効かなくなり、対向車線を大きくはみ出して行ったり来たりを繰り返すことになります。
路面は凍っていないのに、氷の上をつるつる滑っている感覚がありました。
しばらくすると運の悪いことに大型トラックが近づいてきて、本気でぶつかるかもしれないと思いました。
本当にたまたま元の車線に戻った瞬間にトラックが通りすぎてくれたので難を免れましたが、間違ったらトラックに激突して死んでいたかもしれません。
速度は正確には覚えていないのですが、こちら側もトラックも結構出ていて、ハンドルも効かずにただ身を任せるだけになってしまっていたので、助かったのは奇跡としかいいようがありません。
しかも右を見れば山、左を見れば海(崖になっている)。
トラックの運転手も驚いたでしょうに・・・。
何事もなかったかのように通りすぎていきましたが、本当に申し訳ないと後から思いました。
とにかく死ぬかもしれない状況に遭い、結局進んだところで彼氏に運転を変わってもらうことに・・・。
この事を久しぶりに思い出して、なんていう現象なのか?よくある現象なのか?何が悪かったのかなどを改めて調べてみると『ハイドロプレーニング現象』というものだということがわかりました。
わかってはいましたが、単純に雨の日に速度を落とさずに走っていたことが原因だと思われます。
若くてお金もないし考えも浅はかだったため、タイヤも中古品で安いものを選んでいたこともあるかもしれない。
タイヤの溝が浅いと起こりやすくなるそうです。
現象が起きたときにはびっくりしてハンドルを思い切りきったり、急ブレーキをかけたりは禁物だそうです。
事が終わって落ち着いたころに彼氏は「もう完全に死んだと思った」と言っていました。
雨の日は速度を落として走りましょう・・・。