とある女の日常のあれこれ

アニメ、映画、アイドル、お役立ち、日々の出来事、いわゆる雑記ブログです。

ウィリー・ウォンカは招待した5人の子供が嫌いだと思うんだ。チャーリーとチョコレート工場

 

 

 

チャーリーとチョコレート工場は2005年に公開された映画ですが、2022年になって初めて観た私はどはまりしてしまい、すでに4回ほど観て、YouTubeとかでもミュージカルの部分を何度も観たりしています(笑)

 

大人になると同じ映画を何回も観る事ってそうそうないんですけどね。

中毒性のある映画でこんなにハマるとは思いもしなかった。

 

工場の主であるウィリー・ウォンカをジョニー・デップが演じていますが、このウィリーが本当に良いんです。

ジョニー・デップが人気なのは知っていましたが、ここまで味のある役者だとは思っていなかった。

 

 

ストーリー展開に重要な5人の子供達ですが、私は映画を何回も観た結果、「ウィリー・ウォンカは絶対に子供達が嫌いだろう」という結論に至ってしまった。

 

ウィリー・ウォンカがなぜその子供達を嫌いなのかを私の独自の目線で書いていく。

 

 

目次

 

 

 

ウィリー・ウォンカが5人の子供を嫌いな理由

これについてはとても簡単で、幼少期の頃のウォンカと5人の子供たちは親から全く違う扱いを受けている。

ウォンカの幼少期は厳しい父親に禁止ばかりされて、反抗した暁には帰る家がなくなってしまったというトラウマレベルの過去を持っている。

 

それに対して5人の子供たちは甘やかされている。

それだけならいいのですが、その甘やかしが子供たちに悪い影響を与えている。

純粋にそんな親子関係をウォンカは気に入らないのではないでしょうか。

 

ウォンカが願っても手に入らない物、それが親子関係です。

それをウォンカの目の前でまざまざと見せつけられる。

 

度々トラウマの記憶を遡るウォンカが本当に面白いです。

 

 

オーガスタス・グループ

ドイツの太った男の子でウィリーのチョコレートを爆食いしている。

見るからに甘やかされて育ったような体型で、大量のチョコレートを買ってもらいチケットを引き当てた少年。

 

ウォンカは少年だった頃、歯科医の父親に派手な矯正器具を付けられ、チョコレートやガムは一切禁止されていた。

 

オーガスタスはチョコレートを爆食いしている。

ウォンカは心理的に大人にはなっていないように見えるので、純粋に自分が子供の頃に食べられなかったものを爆食いしている少年を気に入らないと思うのは不自然ではないと思います。

 

 

バイオレット・ボーレガード

常にガムを噛み続け、常に勝気な女の子。

ガムは矯正器具の天敵で、絶対に食べることはできない。

思うに、ウォンカはチョコレートやガムを厳しく禁止されたが故にそのものへの執着がより強くなったのではないかと思われます。

 

それを惜しげもなくくちゃくちゃと噛み、自信満々になんにでも飛び込もうとする。親もそれを後押しする。

ウォンカが少年の頃になかなかできなかったことを容易にやっている。

 

 

ベルーカ・ソルト

金持ちで父親にこれ以上ないくらいに甘やかされている。

父親にねだれば欲しい物はなんでも手に入る状態です。

父親への甘え、それはウォンカが一番トラウマの元となっており、嫌悪しているものではないでしょうか。

 

 

マイク・ティービー

当たる確率の低いチケットを様々な計算と統計を駆使して当てた少年。

一見ウォンカとの相性は悪くはないように見えるのですが、徐々に悪化していき終盤には最悪な状態に(笑)

マイクは少々ひねくれていて、ウォンカの発言や提案に皮肉や疑問で返す。

 

何回か観てわかったのですが、マイクはウォンカの父親と似ている部分があり、毛嫌いする形になったのではないかと思われます。

 

 

チャーリー・バケット

主人公であり、唯一お金持ちではなく超ド貧乏なのにチケットを当てることができた少年。

お金持ち特有の嫌味臭さもなく、唯一ウォンカとは終始うまくやっているように見えた。そして最後まで生き残ることができた。

 

ウォンカはチャーリーを跡継ぎに決めるが、引き換えに「家族を捨てること」を条件とするとあっさりとチャーリーにフラれてしまう。

 

ウォンカにとって温かい家庭とは恐怖そのものではなかろうか。

 

 

 

最初はとりあえず慌てるがショーが始まるとノリノリな件

子供たちが自分勝手に行動した結果、無残にも悲劇に巻き込まれてしまう。

 

ウォンカは最初は一応慌てているのですが、ウンパ・ルンパのショーが始まるとノリノリで楽しんでいるのがたまらないです(笑)

 

最初からそのつもりで招待したのかどうかは謎が残りますが、その辻褄の合わないカオスな感じがこの映画のいいところでもあります。