『お金アレルギー』で検索したら面白い映画を発見したので観てみた話
数年前から「お金って一体何なんだろう」といったことを考えるようになり、お金についての書籍を読んだり調べたりするようになったのですが、複雑すぎてまだ納得がいく形での理解ができていません。
気になったらとことん知りたいのですが、最近はなんだかお金疲れしてきてる感じになってます。
便利なものと理解するのが正解なのかもしれませんが、私にはいまいちそうは思えなくてむしろ厄介なものだという認識がもう染みついてしまってどうすることもできないだろうなという結論に行きつきそうです。
「人によるだろう」と。
お金のことについて考えすぎて「お金アレルギーになりそうだな」と思ったのをきっかけに「もしかしたらお金アレルギーというものを持っている人が既に存在しているのでは!?」と思い、ネットで検索をしてみることにしたのです。
お金アレルギーを持った人のブログが出てくるかもしれないし、もしかしたら『お金アレルギー』という言葉すらないかもしれない・・・そんなことを思いながら検索をしてみて出てきたのがこちらの映画でした。
『ジヌよさらば~かむろば村へ~』
『ジヌ』とは『銭』のことだそうで、お金アレルギーを持った主人公が田舎へ引っ越し一円もお金を使わずに生きていくという内容の映画です。
原作はこちらの漫画。
絶対に面白いだろうと思いAmazonプライムビデオで探してみたところ発見したのでさっそく観てみることにしました。
これが見てみて大正解でストーリーも飽きないし、笑える場面が多々あって本当に面白い。
松尾スズキ監督で主演が松田龍平、その他出演陣が個性派揃いです。
私が考えていた『お金アレルギー』を持つ人物がそこにはいました。
主人公は銀行員だったのだが、お金で不幸になっていく人たちを見続けた結果お金アレルギーになってしまい、東京での生活を捨て東北の村に移住します。
そこで1円もお金を使わない生活を始めるのですが、さすがにまったくお金を使わないというのは無理な話で、村の人たちが色々と手を差し伸べてくれます。
とくに村長役をやっている阿部サダオがわかってはいたけどやっぱり面白い。
嫁役は松たか子でこれがまたいい味を出している。
「なんでこの人にこんな綺麗な嫁が!?」というのは結構田舎あるあるだと思う・・・。
そして私の好きな女優さん二階堂ふみも登場しているのですが、かなりクセのある女子高生役をやっています。可愛いです。
「もうなんかお金ありきの生活に疲れたな~」なんて思っている人にはとてもおすすめの映画です。癒されます。
※唐突なエロや暴力シーンもあるので家族で見るのはおすすめしません!
『田舎あるある』がところどころに放り込まれていて、お金を使わずに田舎で生きていくことの大変さ、逆に田舎で暮らすことの良さも描かれていて最初から最後まで飽きることなく観ることができました。
私はよく十代の頃に自給自足的な生活に憧れを持っていたのですが、今三十代になってまたそれが再燃しつつあります。
最近はそっち方面のことばかり考えているのですが、やはり現実的に考えると色々なものに縛られているし、色々なものに守られているということもわかってきます。
現実には難しいかもしれないけれど、情報を収集したり知識を習得したりと、これからの趣味がだんだんと変わっていきそうです。