『翔んで埼玉』ってどんな映画?Amazonプライムビデオで配信開始されたのでさっそく観てみました!
以前から話題になっていた『翔んで埼玉』がAmazonのプライムビデオで配信開始されました。
告知などを見て「一体どんな映画なんだろう?」と前から気になっていたのでさっそく観てみました。
目次
- どんな映画?
- キャラの大渋滞と出演陣の豪華さ
- 埼玉VS千葉
- 地名の響きによってはダサくないところもある
- 男同士のキスシーンがあります
- 原作は1982年(昭和57年)の花とゆめに連載の漫画
- はなわが作ったエンディング曲が名曲
- 埼玉県をバカにする問題作である
どんな映画?
一言でいうと、最上級のB級映画(BL風味)といったところでしょうか。
東京が格別に最高の地だということを前提に、埼玉や千葉などその周りの県は差別の対象となっている。
その中でも序列があり、埼玉県の地位が一番低い。
後半は埼玉県と千葉県との戦いという流れになっていきますが、最終的には埼玉県と千葉県は同盟を組み、共に東京に立ち向かうこととなる。
冒頭からはっきりと「フィクションです」というナレーションが入っています。
このナレーションがなければ、もしかしたら埼玉近辺以外の人間は、本当にそんな事があったのか・・・?と勘違いしてしまう部分があるかもしれません。
キャラの大渋滞と出演陣の豪華さ
ストーリーはの中心は埼玉の都市伝説とうことで、その都市伝説に出てくる伝説上の人物を演じるのがGACKTや二階堂ふみなど知名度の高い芸能人となります。
(ちなみにこの二人は沖縄県出身)
二階堂ふみは個人的に好きな女優さんなので、大いに期待してみましたが、今回の役柄も良かったです。
最初はプライドの高い坊ちゃん(男)なのですが、恋をして途中から可愛くなっていくところが見所で面白い。
その他にも京本政樹、中尾彬、伊勢谷友介、益若つばさ、加藤諒、竹中直人など数々の有名な芸能人が出演しているのですが、一人一人のキャラが濃く、大渋滞が起こっていているので観るには少しの覚悟が必要です。
埼玉VS千葉
映画の後半では埼玉VS千葉の戦いが始まります。
そこで両者が出してきたのが自分の県が生み出した有名人の幟。
反町隆史と竹野内豊が同時に出てきたときにはインパクトが強くて思わず笑ってしまった。昔のドラマ『ビーチボーイズ』で共演していた最強のイケメンタッグであります。
地名の響きによってはダサくないところもある
二階堂ふみ演じる壇之浦百実は東京出身で、埼玉や千葉などの名前を聞くだけでアレルギー反応が出るのですが、場所によっては反応が薄い部分とかがあって、きっとこれは東京近辺に住んでいる人にしかわからない感覚なんだろうなと見ていて思いました。
男同士のキスシーンがあります
衝撃的だったのが、ガクトと伊勢谷友介のキスシーンです。
二人ともイケメンなんです。イケメンなんですよ。
でも・・・年齢がね・・・?ガクトが46歳で伊勢谷友介が44歳で二人とも年齢を見ればおっさんなわけですよ(:_;)
なかなかの衝撃的な映像でした。
原作は1982年(昭和57年)の花とゆめに連載の漫画
原作について調べていて鳥肌が立ったのが、なんとこの作品の原作は昭和時代の漫画だということです。
てっきり、最近こうして埼玉を題材にしたBL漫画が流行ったんだろうなと勝手に思っていたので、こんなに昔の漫画だと知って驚いた。
たぶんこの頃にはBL(ボーイズラブ)という概念はないはずなのですが、それが映画で面白く表現されている。
原作は見たことがないのですが、ガクトや京本政樹など、キャラがしっかりと確立されていて、たぶん再現度は高いのではないかと思います。
はなわが作ったエンディング曲が名曲
お笑い芸人のはなわと言えば佐賀県のうたがブームになったことがありますが、翔んで埼玉のエンディング『埼玉県のうた』で登場。
意外にもいい歌で笑える。
よくできた歌なので映画をこれから見る方は飛ばさずに見てほしいと思います。
埼玉県をバカにする問題作である
フィクションであるとはいいつつも、あまりにも埼玉県をバカにしすぎて、途中で少し埼玉県のことが心配になってしまった(笑)
この映画の中での埼玉県の言われようは、ちょっと行き過ぎたところがあります。
しかし最終的にはそんな埼玉県を愛すべき埼玉県であるという風にまとめています。
問題作ではありますが、なんだかんだでこれが埼玉なんだなと納得する部分もあり(フィクションだとわかった上で)、東京近辺に引っ越しを考えている私にとっては勉強になる部分もありました。
ということで、『翔んで埼玉』の感想でした。
私は関東の方に馴染みがありませんが、それでもとても楽しめる映画でした。
気になっている方は一度観てみることをおすすめします。