〝何て読むの?〟読み間違えやすい四文字熟語とその意味
一蓮托生
〇いちれんたくしょう
✖いちれんたくじょう
意味
結果のいかんを問わず、行動や運命を共にすること。
例
彼とは一蓮托生の運命だ。
一日千秋
〇いちにちせんしゅう
✖いちにちちあき
意味
一日が千年に感じられるほど、待ち遠しく思うこと。
例
一日千秋の思い。
一朝一夕
〇いっちょういっせき
✖いちあさいちゆう
意味
ひと朝かひと晩の意味で、わずかの時日。
例
一朝一夕にはできない。
起死回生
〇きしかいせい
意味
死にそうな人を生き返らせること。
例
起死回生の本塁打。
晴耕雨読
〇せいこううどく
✖はれたがやすあめよむ
意味
晴れた日は耕し、雨の日は読書をすること。悠々自適の生活を送ること。
例
晴耕雨読の日々。
不言実行
〇ふげんじっこう
✖ふごんじっこう
意味
あれこれ無駄なことを言わず、行うこと。
例
父は不言実行の人だ。
右往左往
〇うおうさおう
✖うじゅうさじゅう
意味
うろたえて、あちこと動き回る様子。
例
道に迷い右往左往する。
八面六臂
〇はちめんろっぴ
✖はちめんろくじん
意味
一人で多方面にわたり活躍すること。
例
八面六臂な実業家。
泰然自若
〇たいぜんじじゃく
✖やすぜんじにゃく
意味
落ち着いていて、周囲の物事に動じない様子。
例
道に迷っても泰然自若に対応する。
紆余曲折
〇うよきょうせつ
✖ゆよきょくせつ
意味
曲がり角が多くまっすぐ進めないこと
例
紆余曲折の人生
抱腹絶倒
〇ほうふくぜっとう
✖ほうばらぜっとう
意味
腹を抱えて倒れてしまうほど笑うこと。
例
抱腹絶倒した演劇。
千差万別
〇せんさばんべつ
意味
多くの物がそれぞれ異なっていること。
例
人の考え方は千差万別。
前人未踏
〇ぜんじんみとう
✖ぜんにんみっとう
意味
誰も到達したことがない境地。
例
前人未踏の快挙。
海千山千
〇うみせんやません
✖かいせんさんぜん
意味
海に千年、山に千年住む蛇は龍になるという話から、経験豊富で悪賢いということ。
例
海千山千な人。
不俱戴天
〇ふぐたいてん
✖ふくちょうてん
意味
同じ天の下に生きていたくないと思うほどに感じる恨みや怒り。
例
不俱戴天の相手
一言居士
〇いちげんこじ
✖ひとこといし
意味
何にでも自説を一つ言わなくてはいられない性格の人。
例
一言居士な祖父。
森羅万象
〇しんらばんしょう
✖しんらまんしょう
意味
この世に存在するすべてのもの。
例
森羅万象は変化する。
判官贔屓
〇ほうがんびいき
✖はんかんびいき
意味
弱者に同乗する気持ち。
例
日本人は判官贔屓な気質がある。
天真爛漫
〇てんしんらんまん
✖てんしんまんらん
意味
無邪気で、憎めない様子。
例
天真爛漫な彼女。
岡目八目
〇おかめはちもく
✖おかもくはちもく
意味
第三者の方が適切な判断が出来ること。
例
岡目八目が正しいこともある。
盛者必衰
〇じょうしゃひっすい
✖せいじゃひっすい
意味
栄えるものも必ず衰える。無常。
例
盛者必衰の理を顕す。
千載一遇
〇せんざいいちぐう
✖さんさいいちぐう
意味
千年に一度しか会えないこと。またそれほどの偶然の好機。
例
千載一遇のチャンス。
唯我独尊
〇ゆがどくそん
✖ゆいがどくぞん
意味
自分が特別に優れているとうぬぼれること。
例
天上天下唯我独尊。
天衣無縫
〇てんいむほう
✖あまごろもむほう
意味
天女の衣に縫い目がないことから、詩歌などに技巧のあとがなく完ぺきなこと。
例
彼女の作品は天衣無縫だ。
快刀乱麻
〇かいとうらんま
✖かいとうらんあさ
意味
よく切れる刀でからんだ麻を切る。難事件を解決するの意。
例
快刀乱麻を断つ。
一触即発
〇いっしょくそくはつ
✖いっしょくそくほつ
意味
少し触れればとたんに爆発しそうなほど危機が迫った状態。
例
彼らは一触即発の状態だ。
単刀直入
〇たんとうちょくにゅう
✖たんとうちょくいれ
意味
前置きをせず、すぐ本題に入ること。
例
単刀直入に聞く。