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とある女の日記

日常で感じたこと、思ったことをひたすら書いていく

世の中にはトゥレット症候群という症状があるということがわかった。

おはようございます。

以前、上の階に住んでる人の咳がうるさすぎて、困っているというようなブログを更新しました。

 

今も相変わらず続いています。

独り言のようなわけのわからない聞き取れないような叫び声も聞こえてきます。

咳も耳に響くような、うなるような感じのものがずっと聞こえてきて、相変わらずやだな~って思ってました。

頭に響いてくるんです。

 

 

特に夜中の二時とか三時くらいにひどく響いてきます。

私が聞き取れるものでは、なんかの歌の歌詞と、「おい!」という無意味な呼びかけです(おそらく彼は一人暮らしです)。

千と千尋の神隠しに出てくるダルマみたいな感じの「おい!」です。

 

 

最近『火星の人類学者』という本を読んでいて、トゥレット症候群の人の研究の様子が出てきたんですね。

七章あるうちの一つがトゥレット症候群についてでした。

 

 

おそらく上の階の彼はそれに近いものがあるのではないかと思ったんです。

勿論、勝手な決めつけはよくありません。

 

 

ですが、この本の内容を読んでからは、自分では抑えられない衝動が自分の意志とは関係なく頻繁に起こってしまう人がいるんだということがわかったんです。

夜中の叫び声がうるさくて、ひたすらイライラしていたのが、ワケがわかるとしょうがないんだなって諦めがついたりします。

 

 

トゥレット症候群は、どの人種、文化、社会階層にも見られ、わめいたり、身体をよじったり、顔をしかめたり、奇妙な動作をしたり、無意識のうちに口汚い言葉や冒涜的な言葉を吐いたりという症状が出てしまう人なんだそう。

 

無意識というところがポイントです。

 

 

 

中世では、「憑りつかれた」と思われていたのだそうです。

 

 

ついこないだまでは、

原因は意志の面でのゆがみや弱さにあり、意志を鍛えて矯正すべきだという扱いをされてきた。

 

☝これは、私が考えていたことですね。

本人の自分の意志の強さで治るもんだと思っていました。

たんなる癖だと思っていたので。

なので、夜中に近所に響き渡っているであろう咳や叫び声が迷惑でしかたなかったのです。

 

 

この本に出てきたトゥレットの方は、なんとそんな障害があるにもかかわらず、外科医をしていたのです。

 

著者は真面目に観察し、真面目に書いているんでしょうけど、私はこの章を読んで何度も笑ってしまいました。

 

 

勝手に何回も出てしまう口癖があるのですが、その口癖の一つが

「ひでえな!」だそうで、特に何もない時にでもこの口癖が出てしまうんですって。

 

急に言われると、「何がひどいんだ!?」って思っちゃいそうですよね(笑)

 

 

他にも、私が理解できないような癖がいくつもあるんですけど、当人の同意や意志とは無関係に爆発してしまうと書いてあります。

 

 

こんな変わり者なのに外科医をしている。

障害という名のつくものを持っている人って、一般の人より特別に何かに長けているものを持っていことが多いので不思議ではありませんね。

 

 

 

手術中はその症状は自然とおさまるのだそう。

なんだか、葛藤している場面もありますが、これといった問題はなく、患者にも信頼されている様子。

 

 

家族もちゃんといて、二人の息子がそんな父親の変わった行動にちゃんと付き合っているところを想像するとほほえましいです。

 

この方は周りの理解も深く、本人ものびのびと人生を謳歌しているように感じられます。

 

 

上の階の人をただうるさいなと思って煩わしく思っていたんですけど、ちょっとこれからは、

「自分の意志ではどうすることもできないんだな」って思うといままでみたいにイライラすることもなくなりそうです。

 

 

 

火星の人類学者―脳神経科医と7人の奇妙な患者 (ハヤカワ文庫NF)

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